強盗犯が外のドアの前でタバコを吸っている間、私はまたゴロンと横になった。



床のザラザラする砂の感覚が不快。

だけど、午後からずっと緊張しっぱなしで何か疲れちゃった。



何か知らないけど、食べ物や飲み物もくれる変な強盗さん…。


私を殺すつもりがないんなら、これからどうするの?

ちゃんと家まで帰してくれるのかな。



南って強盗犯がここに戻ってきたら、どうなるの?


その時に私を殺しちゃうの?




お母さん…

せっかく振り込んでくれた20万円…。

使えないまま私…死んじゃうのかもしれない…。


本屋さんの店長さん…

せっかく雇用を決定してくれたのに…明日からいきなり行けなくなっちゃった…



ごめ… なさ……






疲労がピークに達してたんだと思う。



お腹が満たされてるのもあって、私はそのまま眠ってしまった…。