「行きたくなったら、いつでも俺が付き合ってやるよ」
フンと鼻を鳴らしながら強盗犯はニヤと口角を上げながら私を見た。
なによエッチ!
自分の時はドア閉めて1人でしてたクセに。
ちょっとふてくされながら私は強盗犯から目を背けた。
その時、ラジオから銀行強盗のニュースがまた流れてきた。
『…今日の午後……○○市△△…銀行…2人組の男が…』
強盗犯と私は一緒に耳を研ぎ澄ませて聴いた。
でも、もう1人の強盗犯が捕まったとか犯人の顔がバレたとか、そういう内容のものではなかった。
ただ、
『尚も人質に…女性は未だ…できず…
誘拐事件としても警察は…』
ええ、未だ解放される事もなく、ここに監禁されてるわよ。
しかも私の顔は色んな人に見られたのに『女性』って言われてるって事は、どこの誰だかわかんないって事だよね。
そりゃそうよ。
私この辺の人間じゃないんだもん。
多分お母さんだって、今私が人質として連れ去られてるなんて、事件のニュースは見ても他人ごとだと思ってるわ。
フンと鼻を鳴らしながら強盗犯はニヤと口角を上げながら私を見た。
なによエッチ!
自分の時はドア閉めて1人でしてたクセに。
ちょっとふてくされながら私は強盗犯から目を背けた。
その時、ラジオから銀行強盗のニュースがまた流れてきた。
『…今日の午後……○○市△△…銀行…2人組の男が…』
強盗犯と私は一緒に耳を研ぎ澄ませて聴いた。
でも、もう1人の強盗犯が捕まったとか犯人の顔がバレたとか、そういう内容のものではなかった。
ただ、
『尚も人質に…女性は未だ…できず…
誘拐事件としても警察は…』
ええ、未だ解放される事もなく、ここに監禁されてるわよ。
しかも私の顔は色んな人に見られたのに『女性』って言われてるって事は、どこの誰だかわかんないって事だよね。
そりゃそうよ。
私この辺の人間じゃないんだもん。
多分お母さんだって、今私が人質として連れ去られてるなんて、事件のニュースは見ても他人ごとだと思ってるわ。

