強盗犯は立ち上がって何をするのかと思えば、壁の端に立って腕を組んだだけ。
逆ギレして撃たれるかも…とも思ったけど、でも何でだろう、この人はそんな事しないって何となく感じた。
で、案の定そうだったんだけど。
私はあんパンの包みを開けて、パクッとかぶりついた。
「……………美味しい」
強盗犯はフンと私の方から視線をそらすと、黙ってよそを見ている。
2口、3口と口に運び、お腹が空いていたのもあって、私はあっという間に完食してしまった。
そして包みの袋を縦に細く折って、それをクルッと紐のように括って床に置いた。
「あの…ごちそうさま…」
一応頂いちゃったわけだから、食べ終わった後もごちそうさまを言った。
すると強盗犯は更にフンッと鼻を鳴らした。
何だか…変な感じ。
あんまり悪い人じゃないみたいだから、恐い気持ちが薄れていくみたいだった。
逆ギレして撃たれるかも…とも思ったけど、でも何でだろう、この人はそんな事しないって何となく感じた。
で、案の定そうだったんだけど。
私はあんパンの包みを開けて、パクッとかぶりついた。
「……………美味しい」
強盗犯はフンと私の方から視線をそらすと、黙ってよそを見ている。
2口、3口と口に運び、お腹が空いていたのもあって、私はあっという間に完食してしまった。
そして包みの袋を縦に細く折って、それをクルッと紐のように括って床に置いた。
「あの…ごちそうさま…」
一応頂いちゃったわけだから、食べ終わった後もごちそうさまを言った。
すると強盗犯は更にフンッと鼻を鳴らした。
何だか…変な感じ。
あんまり悪い人じゃないみたいだから、恐い気持ちが薄れていくみたいだった。

