3億円のキケンな恋

「え…ちょっと…っ
外って…?」



さっきくぐったばかりのドアを強盗犯に掴まれながら出た。


小屋の外から見える景色は木と草だけ。

そしてすぐ側に立つこの強盗犯…。



「ほら、早くしろよ。
言っとくが、騒いだりしたらすぐに撃つからな」



再び銃口を私に向けて、強盗犯は2~3歩下がった。


え…早くしろって。

まさか、ここでしろって事!?

しかも男の強盗犯の見てる前で!?



「む 無理よ。
だって、見られてちゃ出ない…」



「見てないと逃げるだろうが!
お前だけが俺の顔を見たんだぞ」



好きで顔見たわけじゃないのに~!!

サングラスやマスクが外れたのは不可抗力だよぉ。



「しないんだったら中に戻るぞ。
どうするんだ?」



どうするって言われたって…私だって限界だし、しないわけにもいかない。




ううう~っ





…背に腹はかえられないよね…。




仕方ない。

私は…ここでする覚悟を決めた。