私は駐車しているあの白のワゴン車にそっと近付いてみた。
ナンバーまでは把握していないから、この車であるという確証はないんだけど…どちらにしても車種としては間違いなくこの車だわ。
他人の車の中を覗くのはよくない事かもしれないけど…。
私は後部座席の窓から、ケータイが落ちていないか見てみた。
「………………」
あの時と同じ、これといった私物みたいな物も置いてなく、キレイに整理されてる車みたい。
とりあえずシートの上には、ケータイどころかチリ1つなかった。
だけど、衝撃によって落としたままになっているというのならば、むしろシートの下辺りなんかが怪しいかもしれない。
でも窓の外からじゃ、シートの下なんて見えないよ…。
そう思って顔を限りなく窓に近付けて覗いていた時だった。
「相沢さん…かね?」
聞き覚えのある声で名前を呼ばれて、飛び上がりそうになるほど驚いた。
ナンバーまでは把握していないから、この車であるという確証はないんだけど…どちらにしても車種としては間違いなくこの車だわ。
他人の車の中を覗くのはよくない事かもしれないけど…。
私は後部座席の窓から、ケータイが落ちていないか見てみた。
「………………」
あの時と同じ、これといった私物みたいな物も置いてなく、キレイに整理されてる車みたい。
とりあえずシートの上には、ケータイどころかチリ1つなかった。
だけど、衝撃によって落としたままになっているというのならば、むしろシートの下辺りなんかが怪しいかもしれない。
でも窓の外からじゃ、シートの下なんて見えないよ…。
そう思って顔を限りなく窓に近付けて覗いていた時だった。
「相沢さん…かね?」
聞き覚えのある声で名前を呼ばれて、飛び上がりそうになるほど驚いた。

