3億円のキケンな恋








ピピピピピピピ…♪



ベッドサイドの時計のアラームが鳴ったので、すぐに止めて起きた。



「ふぁ……」



あくびをしながらベッドから下りると、強盗さんも目を覚ました。



「おはよ」



「あぁ…」




夜中に目を覚まして一緒にお茶を飲んだ後は、すぐにまた一緒にベッドに入った。


ぽかぽか身体があったまった中で強盗さんの腕枕が気持ちよくって、案外すぐに寝ちゃったな。



「7時か…」



時計を見た強盗さんは、頭を掻きながらまだベッドの上で目をつむっている。



「もうちょっと寝てていいよ。
朝ご飯、作るから」



「いや、寝過ぎてダルいから起きるわ…」



もそもそとベッドから起き上がる強盗さん。


夜中に目は覚めちゃっても、早くから寝たんだから睡眠は足りすぎちゃってるかな?


そういえば、体調はもう良いみたいだね。

ヒドくならなくて本当によかったよぉ。