3億円のキケンな恋

「簡単なものでゴメンね。
今冷蔵庫にまともなものなくって、こんなのしか作れなかったよぉ」



「十分じゃねぇか」



そう言って野菜ラーメンを頬張る強盗さん。



「美味しい?」



「普通にな」



…ま、袋ラーメンだからね。

私が施したのは野菜の部分だけだし。


でも、小屋での質素な食事に比べたら全然マシなのは間違いないと思う。




「はーっ、食った食った」



なんやかんや言ってガツガツ食べて一気に平らげてしまった強盗さんは、満足げに床にゴロンと転がった。



「…食ったらまた眠くなってきたな…。
10分ほど寝かしてくれ…」



まだ半分も食べれてない私の横で、またクッションを枕にして強盗さんは目をつむって寝た。



「こんな所で寝ちゃったら風邪引いちゃうよ…」



…あれ?

だからって、どこで寝たらいいんだ?