3億円のキケンな恋

「強盗さん、タオルここに置いておくよ」



「あぁ」



バスタオルを脱衣所の手すりに置くと、下に脱ぎ捨てられた強盗さんの服が目に入った。


強盗に入ったあの時と同じ黒い上着とシャツにジーンズ。



「…ついでだし、洗ってあげよ」



すぐ側にある洗濯機に強盗さんの服を入れると、全自動のスイッチを入れた。



その時、ガチャと音をたててバスルームのドアが開いた。



「ひゃぁっ!」



「いつまでそこにいるんだよ。
一緒に入る気にでもなったのか?」



「違うよぉ!
強盗さんの服を洗濯してたの」




「あぁ。
って、今から着る服はどーすんだよ!」



あ。

そこまで考えなかったな。


でもだからってせっかくお風呂に入った後なのに、また汚い服とか着たくないじゃない?



「じゃあ…毛布とかでもいい?」



「またそのパターンかよ」



「あはは」



私は笑ってごまかしながら、ベッドにある毛布を取りに行った。