3億円のキケンな恋

バスルームに行くとお湯も丁度良いぐらいに溜まっていたので、蛇口を閉めてお湯を止めた。




「強盗さん、お湯溜まったよ。
先に入りなよ」



「あぁ、何か悪ぃな」




私は脱衣所から出ると、キッチンの冷蔵庫の中を見てみた。


さて、あるもので何が作れるかな?

おいしいものを食べさせてあげたいんだけど。




「あらら、野菜がちょっと傷んでる…」



家をあけて何日か経つもんね。

ずっと冷蔵庫に入れてた野菜だってそりゃ傷んでくる。



「ま、何とかするしかないか」




包丁を手にすると、私は野菜の傷んだ部分を取り除き食べやすい大きさに切った。




しばらくすると、バスルームの方から強盗さんの声がした。



「オイ!
タオルとかそういうものはないのかよ!」



「あ、そうだった!」


包丁をまな板に置くと、私は急いでタンスのバスタオルを取りに行った。