3億円のキケンな恋

「じゃ…な。
お前は適当に風呂入って飯でも食ったら、ケーサツにでも行きな」



強盗さんは玄関に向かって歩き出した。



強盗さんは私から離れようとしてる。

私はこんなにも一緒に居たいのに!



「イヤ、待って!」



帰ろうとする強盗さんの背中にしがみつき、その動きを止めた。



「オイオイ。
何考えてんだよ、お前は」



「強盗さんは私が嫌いなの?
私と一緒に居たくないの?」



「はぁ?
別に嫌いとかそういうアレじゃねぇよ。
どうしたんだよお前。今日のお前、何かおかしいぞ」



「おかしくないよ!
私は強盗さんが好きだから一緒に居たいだけ。
強盗さんと一緒に居れるなら、私…犯罪者になったっていいもの!」



「お前な…」



行ってほしくない。

たとえ犯罪者呼ばわりされたって、私は強盗さんと一緒に居たいの。


強盗さんは、そんな私を受け入れてくれる…?