3億円のキケンな恋

「大丈夫だよ。
アイツは変な事言ってたけど、私は強盗さんが助けてくれたお陰で無事だったから」


まさかあんな事を南が言ってくみると思わなかったから、意識すると結構恥ずかしいな。



「そっか…。
そりゃ良かったな。
俺も諦めてすぐ戻ってきて良かった」



そうだ。
強盗さんのケータイは、うちの本屋さんの従業員の車の中にまだある筈なんだ。


これを回収しとかないと、せっかく顔が割れてないのに身元がバレちゃう…!


逃亡生活って言ってた強盗さん。


私を帰したら、もうこの先ずっと会えなくなるのかな…。





しばらく強盗さんの運転する車に揺られると、いよいよ山道からアスファルトに変わっていった。


もうすぐ、家に着いちゃうんだ…!