3億円のキケンな恋

それと何より…


またこうして強盗さんと会えて、ほんとによかったぁ…。


離すどころか、背中にまわした手で強盗さんの上着をギュウって掴む。



「わかったわかった。もう大丈夫だから。
いい加減落ち着けよ」



いつまでも離さない私の頭をポンポンと叩く。


その後、おっきな強盗さんの手で頭を撫でられると急に安心してしまい、ようやくしがみつく強盗さんの身体からゆっくり離れた。



「…お前、ヒドい顔だな」



私はいつの間にか泣いていたみたいで、顔は涙でぐしょぐしょに汚れていた。



それを強盗さんは手の甲で、優しく拭ってくれた。



「強盗さん…」



「ほら、もう泣くなって。
俺も困るだろうが!」



「うん………」



そんな事言われたって、溢れてくる涙はどうしようもないよぉ。