3億円のキケンな恋

「なん…だと…?」



意外にも、強盗さんは南の言葉に反応を返した。


「何だ、怒ったのか?
だったら教えてやろうか。
この女の乱れた瞬間の顔…」



でたらめよ!

第一さっきのアレは全然未遂で済んだわけじゃない!

…もちろん、十分不快な思いはしたけどねっ。



それに、南は強盗さんを挑発する為に言っただけなのよ。


こんなでたらめ強盗さんが本気にする筈がない。

…そう思っていた瞬間。


南が最後まで言う前に、強盗さんは南に殴りかかっていた。



「ご 強盗さん!?」



殴りつけた勢いで、南は1メートル先にまで吹っ飛んていった。


身体を床に叩きつけられ、ドンと大きな音が小屋に響いた。



「…金なんかみんなくれてやる。
俺はお前みたいな奴とは、もう二度と手を組まねぇ!!」



「…痛っつつ、クソっ!
それはこっちのセリフだ!!
テメェなんか、どこないと行ってとっととケーサツに捕まっちまえ!!」



床に転がった南が強盗さんに怒鳴った。



私はオロオロしてしまい、2人の顔を交互に見る事しかできなかった。