3億円のキケンな恋

床に倒れた南は、そのまま床に伏せている。



え、何か起こったの…?


状況が飲み込めず私は倒れた南から視線を外し、原因が何か知る為に小屋の中を見渡した。



「…ぁ……」



ぐるりと視線を動かしたその先には、息を切らしながらグッと拳を握り締めている強盗さんの姿があった。



「強盗さん!!」



強盗さんが帰ってきた!

そう思いながら私は身体を起こそうとした時、私の横で倒れた南が頭を押さえながらゆっくり身体を起こしてきた。



「……テメェ…」



南は、私を襲っているところを強盗さんに殴られたんだ。



「…に勝手な真似してんだっ!!」



「うるせぇ!
いきなり殴りやがって…!」



よろよろと身体をふらつかせながら殴られた頭に手を乗せて南は立ち上がった。