3億円のキケンな恋

南は持っていたナイフを床に落とすと、私の両肩に手を置いてまた同じように首筋に唇を当ててきた。



「ちょっ!」



あまりの嫌悪感と不快感に身体をのけぞってはみたものの、両腕両膝を縛られては手で抵抗する事も逃げ出す事も出来ない。


私は南の行為を受けながら、床に背を付けるように倒れた。



「よくよく考えたら若い女。ただ殺すだけなんて、ほんと勿体ないよなぁ。
死ぬ前にたっぷり可愛がってやるよ」



南は私の身体の上にのしかかり、着ているワンピースの前ボタンに手をかけた。



「イヤ…
ちょっ、やめ…!」



どんなに抵抗しようにも、腕を後ろ手に縛られては何も出来ない。


ロープを外そうと腕に力を入れて動かすけど、昨日と同じで全く外れる気配はない。