3億円のキケンな恋

飲まず食わずで半日以上経ったと思う。



お腹が空きすぎると、逆に何も感じなくなってくるからまだいい。


だけど口渇感だけは否めず、尚且つトイレだけは我慢も限界がある。



もちろん水分もロクに取っていないから昨夜と同じくらいの感じなんだけど、でもずっと感じる尿意ほど煩わしいものはない。



今日の午前中までには強盗さんも戻ってくる筈。

その時には…トイレに行くとか言う前に、殺される方が早いのかな。


なんかもう…いっそ死んだ方が楽かもしれないな…。




私の目の前でお湯を注いだカップ麺を頬張る南。


目をつむり、なるべく見ないようにした。



「何だ。食いたいのか?」



私の態度に気付いた南がそう言った。


目を開けてチラッと南の方を見たけど、ニヤニヤしながらカップ麺を見せつけてきたのですぐにまた目を閉じた。



「フン、かわいくねぇ女だ」



かわいくなくて結構よ。

もう何言われても、一切口をきかないって決めたんだから!