3億円のキケンな恋

レプリカ…


じゃあこの拳銃は…偽物って事!?


じゃあ一昨日強盗に入った時、偽物の拳銃だったって事なの?

私は、撃てない拳銃を突き付けられて怯えていたんだ…!



クラクラとめまいがし、私は拳銃を構えたままその場にへたり込んだ。



「…だから、さっさと逃げろって言ったじゃないか…っ!」



「ははっ!残念だったなぁ!
つーか、何だお前ら。
まさかデキてんのか?
それともハナからグルだったか」



南は私をバカにしたような顔で言った。


ううん、バカよ。
何も出来ないクセして飛び込んできて…。


私は強盗さんを助けてあげる事も出来なければ、せっかく逃がしてくれたのにそれも出来なくなった。


私は…何も出来ないまま南に殺されちゃうんだわ!


ポロポロと、涙がこぼれてきた…。