3億円のキケンな恋

「ある日、銀行を物色していた日に、たまたま隣の駐車場で鍵の刺さったままの車を見つけたんだ」



銀行を強盗する為に、事前に犯人なりに調査していたのね…。


でもそれって、予めわかってると何かスゴくこわいかも。



「一気に逃走の方法を思い付いたさ。
すぐにこっそりスペアキーを作った。
もちろんその日から日にちは経っても、何の騒ぎもない。持ち主は俺がスペアキーを作った事は気付いてなかった」



あの車がうちの本屋さんの店員の私物…。



店員の駐車場は、建物の反対側にあるから私はまだそっち側は見ていない。

店長の車かもしれないし、他の店員のかもしれない。



「銀行強盗の当日は、その車を銀行の駐車場に着けてスタンバイし、金が用意できたらすぐにその車で逃走する」



あの白い軽のワゴン車。

私はうちの本屋さんの誰かのものと知らないで乗せられたんだ。