「…お前らぁっ
誰がやりやがった!!」
防犯ベルの音が強盗犯を一気に刺激した。
あぁっなんて事!
どうして防犯ベルなんて押したのよ!
お金を渡してでも大人しく逃げてもらった方がいいじゃない!
何より…私という人質がいるってのに、下手な刺激して殺されたらどうしてくれるのよぉ!!
「クソっ!!」
2つ目の袋を差し出した所だったもう1人の強盗犯は、1つ目のお札のたくさん詰まった袋を掴み取り一気に出入り口に向かって走り出した。
あ、逃げるんだ!
それを見た私を人質に取っている強盗犯も、
「ちょっ」
と言いながら私を突き放して逃げようとした。
が、突き放された瞬間。
その勢いに私の手が強盗犯の顔に当たったみたいで、かけていたサングラスを弾き、更には付けていたデカいマスクをも引っ掛けて外した。
突き飛ばされた勢いに地面に倒れ込んだ私は、反射的に振り返って強盗犯の方を見た。
「-----!!」
黒い野球帽だけになり、サングラスとマスクの外れた強盗犯と思い切り目が合ってしまった。
え、私…強盗犯の素顔を見ちゃった!?
誰がやりやがった!!」
防犯ベルの音が強盗犯を一気に刺激した。
あぁっなんて事!
どうして防犯ベルなんて押したのよ!
お金を渡してでも大人しく逃げてもらった方がいいじゃない!
何より…私という人質がいるってのに、下手な刺激して殺されたらどうしてくれるのよぉ!!
「クソっ!!」
2つ目の袋を差し出した所だったもう1人の強盗犯は、1つ目のお札のたくさん詰まった袋を掴み取り一気に出入り口に向かって走り出した。
あ、逃げるんだ!
それを見た私を人質に取っている強盗犯も、
「ちょっ」
と言いながら私を突き放して逃げようとした。
が、突き放された瞬間。
その勢いに私の手が強盗犯の顔に当たったみたいで、かけていたサングラスを弾き、更には付けていたデカいマスクをも引っ掛けて外した。
突き飛ばされた勢いに地面に倒れ込んだ私は、反射的に振り返って強盗犯の方を見た。
「-----!!」
黒い野球帽だけになり、サングラスとマスクの外れた強盗犯と思い切り目が合ってしまった。
え、私…強盗犯の素顔を見ちゃった!?

