もう1人の強盗犯が出した袋に、窓口に立つ銀行員の女性がビクビクしながらお札の束を入れている。
2~3cmくらいの厚みのお札の束。
あれ1つが百万円だ。
それをせっせと袋に詰めていき、どんどんいっぱいになっていく。
あれ全部でいくらだろう…。
などと、こんな状況に立たされているにも関わらずそんな事が頭をよぎってしまった。
いいの。
早く詰めちゃって!
早くお金を渡せば、強盗犯だって早く逃げていくだけ。
そうすれば私は解放されるんだ!
お願い。
このまま何事もなく、早くお金を渡して!!
「…これで、いっぱいです…」
窓口で袋にお札の束を詰めた銀行員の女性が、震えながら満タンになった袋を強盗犯に差し出した。
「ようし、じゃあ次はもう1つの袋に…」
そう言いかけた時、
ジリリリリリリ…!!
室内に大きく響く音。
誰か…防犯ベルを鳴らしたんだ!
2~3cmくらいの厚みのお札の束。
あれ1つが百万円だ。
それをせっせと袋に詰めていき、どんどんいっぱいになっていく。
あれ全部でいくらだろう…。
などと、こんな状況に立たされているにも関わらずそんな事が頭をよぎってしまった。
いいの。
早く詰めちゃって!
早くお金を渡せば、強盗犯だって早く逃げていくだけ。
そうすれば私は解放されるんだ!
お願い。
このまま何事もなく、早くお金を渡して!!
「…これで、いっぱいです…」
窓口で袋にお札の束を詰めた銀行員の女性が、震えながら満タンになった袋を強盗犯に差し出した。
「ようし、じゃあ次はもう1つの袋に…」
そう言いかけた時、
ジリリリリリリ…!!
室内に大きく響く音。
誰か…防犯ベルを鳴らしたんだ!

