立った私は目立ったのか、橋本はそれに気付き、そのまま私の方に歩いてきた。
「お前か?噂の転校生ってーのは」
軽く睨み付け、低い声で言う。
「見りゃ分かんだろ」
「ほぉ、随時と粋がいいじゃねーか」
まるで火花が散ってるかのようにお互いを睨み合う二人を、他の生徒たちは怯えながら見ていた。
「何だ?その目付きは」
「あんたも相当なモンしてんじゃねーか」
「そりゃ、どーも。ありがたいね」
そろそろ、お互いにヤバくなってきたとき、場違いの声が聞こえた。
―ガラッ
「みんな、おっはよー…って、二人とも何してるの?!」
その声で私と橋本の間の火花は消え去った。


