私は、地元の駅前にいることを伝えた。

ターコイズブルーのコンパクトカーが
目の前に停まった。

覗きこむと
2人とも元気に私へ手を降ってくれる。


< 友達っていいなぁ >


胸がきゅん!!とした。


「 唯愛…
後ろでいいのかな?
これからコンビニに行くよん。
もう!
3人で前からドライブしたかったから、
すんごく嬉しいんだ。 」


咲来の声も
喜んでいるのがわかって
私も嬉しさ倍増で
胸があつくなっていた。


大好きな友達と車内にいる。
たぶん…
一生こんな時間は来ないと思っていた。

けど…
2人と…
しかも美杜の運転でドライブしてる!!

車なんてタクシーも嫌々乗るくらいだし…

ちょっと緊張しているけど…

楽しくて自然と笑っている私がいて、

運転しながらミラー越しに私に笑顔をくれる、美杜…。

大好きなポテチを食べながら私にもわけてくれ笑顔もくれる咲来…。


車に乗っている不安も
目的地に着く頃には消えていた…。