ライスシャワーを浴びながら
二人はとてもステキで
いつか私も…って思いながら見つめていた。


汐莉ちゃんが私を呼ぶ声が聞こえたような気がして、
顔をあげたときには…

ブーケが私へ
投げられてるみたいに腕の中に届いた。


汐莉ちゃんの幸せは、
私のところにきてくれた。

私はブーケを愛しく抱きしめながら、
汐莉ちゃんを見上げると
満面の笑顔でピースサインをしていた。


汐莉ちゃんから
わけてもらった幸せを大切にしなきゃ。

私にも二人のような幸せがブーケのように、
腕の中にしっかりと受けとめられますように。





15、舞い降りた花束。
end