恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜

カゴには
お菓子が入っていた。
さっき見ていた雑誌も。


「 重いでしょ?
持ってあげるよ。 」


ボクが手をだしていると、

「 大丈夫だよ。
自分の買い物だもん。 」


渡さないように
頑張っている顔をみると…
なんか
いじめたくなる衝動にかられた。

かわいいからだよ。
念のため。


「 ボクが持ちたいんだから、
いいでしょ?ねっ! 」


唯愛ちゃんは
負けたらしく
にっこり笑ってくれて


「 仕方がないなぁ。
お願いします。 」


カゴを渡してくれた。



どんな、お菓子が好き?

よく飲むのは、何?

なんて
ずっと質問されっぱなしのボク。

それも
なんか嬉しくって
幸せで

会計も
ボクがしてあげたくって財布をだしたら


「 ダメです
これは私のだからね。 」

って、
軽く怒られちゃいました。

あー、
ボク、完全に
唯愛ちゃんが大好きです。