「なら話は早いですね。 デビューおめでとうございます。 これから、もっと上を目指して 頑張っていきましょう。」 「…あ、…は、はい…!」 ああ。 話についていけない…! 一体この電話は 何のためにかかってきたの!? 「そんな篠永さんに、 編集部にご招待します。 明日の午前から午後は お暇ですか。」 明日の午前から午後…? そ、それって学校…! 「えと、が、学校が…」 「あ、そうでした。 篠永さんは確か学生ー…でしたね。 では違う日にでもー…」 「……い、いえ!」