「夜遅くにすみません。」 夜遅く? あたしはふと時計を見た。 わっ! もう11時まわってる! 「こちら、チュリーの編集部ですが、 今月号はご覧になられましたか。」 「えっ!?…え、あ、はい。」 チュリーの編集部から!? あたしは冷や汗を流し、 しばらく考え込んだ。 何で編集部から電話が? …あ、そうか。 あたし、入賞したんだよね。 だからかな…?