心臓の鳴る早さが高まる。 ードクンっ… ! あ…あ…た…。 「あった!」 あたしは瞳を輝かせて叫んだ。 周りの人が 冷たい視線をあたしに向ける。 でもそんなこと、 どうだっていい。 ねぇ、これって夢? 夢じゃ…ないよね? あたし… 入賞してるっっっ!