探し始めてから5分経過。 「…や、やっぱり日野先輩は マラソンをしてください…! 本当にありがとうございました! 日野先輩に迷惑かけたくないので…。」 先輩達がマラソンしてるところを 見た瑠未は、我慢できず、 日野先輩に向けて言った。 でも日野先輩は笑ってる。 「ううん。 迷惑なんかじゃない。 僕が篠永さんのために 探したいって思ったんだ。」 「ありがとうございます…。 だけど、気持ちだけでも十分です!」 「…大丈夫だって。」 「日野先輩…」