毎日、毎日償いのために戸口の隅に魚や木の実を葉にのせて置いていきました。


コギツネはとても反省していました。

心の底から反省していました。


また、悪さをしにきたと疑われて撃たれてしまいました。


でも、ちからが抜けたその姿は何故かとても幸せそうでした。


最後にわかってくれたから。


すごくすごく謝りたかったこと。



心から反省してること。


ただ、構ってもらいたくてイタズラしていたこと。





力なき小さな体を抱き起こした。

小さな小さな狐。

きっと一人で寂しかったんだろう。

あなたは神のお側にいけますよ、

巫女は悲しみにも慈しみにもわからない表情でそう呟いた。