やっと翔君と両想いになれたんだ。




うれしすぎて顔が緩みっぱなし。



もちろん、お母さんが帰ってくる前に翔君には部屋に戻ってもらったけど。




お母さんに言うと、ややこしい事になりかねない。



まぁ、バレるのも時間の問題のような気もするけど…。




「おはよう…」



「おはよ…」




何か…昨日の今日で恥ずかしい。




「あら~2人とも早いのねぇ」



目の前には、相変わらず朝からご馳走が並んでる。




「うまそー」



翔君は片っ端から勢いよく食べてるし。




私は……無理。




「いっその事、夏希と結婚してくれたら毎日、おいしいご飯が食べられるわよ」



おい!!!!




今、そんな話しないでーー…。



翔君はと言うと……飲んでた味噌汁、吹き出してた…。