「「ふぁ~~~~」」



翔君と重なる大きな欠伸。




結局、昨日は全然眠れなかった。



翔君も………?




「あら~、2人して寝不足?」



ドキッ!!!


いちいち反応するな!!私の心臓。



相変わらず、豪華な朝食を食べながらのお母さんの一言。


「久しぶりに翔君とゆっくり話してたら寝るのが遅くなっちゃって…」




「ふ~ん。話しねぇ…」



ニヤニヤしながら、私と翔君の顔を交互に見てる。




すっ…鋭い。



そういえば…お母さんって昔っから、こういう事には妙に勘が働くんだった……。


信じてないね……こりゃ。




「本当に話してただけですよ」


「あら、そうなの?」




って、お~い!!翔君の言う事は信じるんかい!!




「今日は日曜日だからもう少し寝ててもよかったのに」




ちょっと!!下から大声で起こしたのは、どこのどなたでしたっけ??



まぁ、いっか。




今日は日曜日。朝ご飯食べたら、もう一眠りしよう。



そう決めた矢先…翔君の携帯が鳴った。