チェーンメール

「From:菅野亜美
 To:美穂

 席座ったら、あいつチラ見してきた(-ω-)
 まじムカつくんだけど!!

 放課後はもうそんなことできないようにしてやろーねっ」


送信ボタンを押して、舞にも同じ内容のメールを送った。

こういう話は、ちょっとぐらい盛った方が面白くなるもんね。

後ろを振り返ると、菜々は何も気づかず小説に没頭している。


思わず吹き出しそうになった。ほんと、あいつ、ばかだ。


携帯が光り、二人からの返信が来た事を告げる。