「じゃあ放課後は菜々のこと痛めつけて、それからミスドで勉強会ってことで!!」

嬉しそうな表情を浮かべて、美穂が言う。

「ほんと美穂ドSだねっ」

すかさずツッコむ舞に笑いながら、あたし達はそれぞれの席に着いた。

菜々はもう既に座っていて、あたしをチラチラ見ている。

「あー、まじうざい」

後ろを思いっきりにらむと、自分がにらまれてると気付いた菜々は下を向いた。

それを鼻で笑って、机の下でケータイを開いた。