君と桜の木の下で



「私も…好き」

数秒遅れて返ってきた返事に俺は歓喜にみちあふれた。

「ほんまに?」

「う…うん」

頬を赤らめる愛菜。

その顔がすげぇ可愛らしくて俺はギュッと抱き締めた。

「すげぇ…嬉しい」

まさかOKしてくれるとは思わんかったし…

どうしよ…
めちゃくちゃ嬉しい。

俺はゆっくり顔を近づけ愛菜の唇にそっとふれた。

愛菜も答えるように目を閉じる。
そして俺と愛菜は何回もキスを交わした。


この時俺は…
両思いになって浮かれてた。

愛菜の心の奥底に違う誰かがおるってことを…