あれ?
あのこ…
桜の木の下にいた…
やっぱり同じ高校やったんや!!
しかも同級生やん♪
ラッキー
あとで話しかけよ。
長い入学式が終わり真っ先にあのこの場所に向かった。
「なあ、桜の木の下におったこやんな?」
近くでみたらめっちゃかわいいな。
「あ…はい」
そのこは俺をみるなり下を向いてしまった。
「あのさ、あの時なんで…」
泣いてたん?ッて聞こうとしたとき「純也ー!!」と俺を呼ぶ声。
うわ…竜。
「純也!!俺たち同じクラス…ッてあれ?」
竜は女の子をみるなりたちどまった。
「このこ誰?」
全く…空気読めよ
「……ッ」
女の子はなにも言わず去っていってしまった。
「あ…ちょっと!!」

