君と桜の木の下で



「な…なあ、ちょっと大事な話しがあんだけど」

ん?と愛菜は俺の方に振り向く。
俺が立ち止まると愛菜もピタッと立ち止まる。

やべー
緊張してきた。

「あのさ…俺…愛菜のこと…」

頑張れ俺!!

「す…好きや」

キョトンとする愛菜。

「付き合ッてくれん?」

言えた…

めっちゃ緊張して手あせかいてる。

「…え?ほんまに?」

少しの沈黙のあと返ってきた。

「うん、ほんま」

真剣に俺は愛菜を見つめる。
そんな俺から愛菜は目を反らして下を向いてしまう。

「あ…あの…」

モジモジしだす愛菜。

お願いや!!
OKしてくれ!!