竜の家に入るとおばさんが声をかけてくれた。

「あら、いらっしゃい」

「あ、どうも」

俺は少しお辞儀すると竜の後をおいかけ二階に向かう。

「疲れたー!!」

部屋に入るなりベットに寝転ぶ竜。

「だなあ」
俺もよいしょッと床にすわる。

「…」
「……」

なぜか俺と竜の間に無言が続いた。

いつも無言とかないんだけど…

ふと竜を見ると頬ずえをつきなにか考えてる感じだ。

「なあ…」

!!

いきなり話しかけるからびっくりしたあ!!

「な…なんや?」

「あのさ…俺咲のこと好きになってしもたんかもしれん…」

口をモゴモゴしながら恥ずかしそうに喋る竜。

ッてゆうか…
相談ッて…
「そんなことかあ…」

「そんなことッてなんやねん!!人が真剣に…」

「ほなってそうなんかなあ…ッて思ってたし。まあ、いいんちゃう?」

はあ…
相談ッてなにかと思えば…