数分間休憩し、また勉強を始めた。

きてから何時間たったんだろ?

勉強が終わる頃にはもう外は真っ暗になっていた。

時計をみると8時をさしている。
「もうこんな時間じゃん。帰るか」

「うわッ!もうこんな時間たってたんだ」

竜は驚いたように時計を見上げる。

「あっ…私帰らなきゃ…」

愛菜はすくっと立ち上がる。

「じゃあ、俺送るよ!」
すかさず俺もたちあがる。

「えっ…でも」

チラッと咲ちゃんの方を愛菜がみるといつからそうしてたのか机に顔をふせ寝てしまっていた。

「大丈夫。こいつは俺が送ってくよ」

竜は咲ちゃんに掛け布団を被せながらゆう。

「あ、じゃあお願いします」

バイバイと手をふる愛菜。
竜もまたなとゆって手をふる。

俺と愛菜は竜の部屋をでて下へと向かった。

「お邪魔しました」

玄関までいくとおばさんに聞こえるようにゆう。

「あら、帰っちゃうの?またきてね」

ご飯でも作っているのかエプロン姿で台所から出てきた。

「はい。お邪魔しました」

愛菜もおばさんにお邪魔しました。と言って二人で家をでた。