「ああ、ここはね…」

さらッ

愛菜の長い髪が俺の頬を掠める。髪からはシャンプーみたいないい香りがする。
近っ!!

顔めちゃ近いやん。

ヤバイヤバイ
心臓バクバクゆってるんだけど!!
「ねえ、聞いてる?」

「あ、ああごめん」

緊張しすぎて聞いてない。

「もう、いい?ちゃんと聞いてね。ここはね…」

また教えてくれる愛菜。

俺はちゃんと集中して聞くことにした。