チャイムがなり、俺たちは自分の席へと座る。

席、愛菜の斜め後ろやん。
ラッキー♪
こっからやったら近いしよく見える。

そおいえば…
なんであん時泣いてたんやろ?

あんま理由とかきかんほうがいいんかな?

でも気になるなあ…


長く感じた授業も終わり、今日は入学式があったのですぐに学校は終わった。


「なあ、一緒に帰らへん?」

帰り支度をすませている愛菜に俺は声をかける。

「あ…でも今日は…」

言葉をつまらせ困ってる様子。