そんな時久しぶりに学校に行った。

やっぱり居心地が悪くて俺は屋上でサボって煙草を吸っていた。

そしたら急に誰かが隣に来た。

「おまえが奏楽??」

ん??誰だこいつ知らねぇ奴だな。多分…

「そうだけど、お前だれ??」

「俺は春馬
 おまえの隣のクラスだから
 よろしくな。」

いきなり自己紹介をはじめたそいつ

「俺になんか用??」

こいつはなんで俺に話しかけてくるんだ??

「いやーなんかねずっと話してみたかったんだよ
 でもさぁあんま学校来てないじゃん
 だからなかなか話せなくて…
 で、今日お前の教室いってみたら鞄あるじゃん
 だからこうして探してたってわけ」

こいつ俺のこと探してたのか

「なんか悪いことしたな…」

「全然俺が勝手に探してただけだから
 あっ俺のことは春馬でいいから」

「おぅ。俺も奏楽でいいし」




これが俺の中学時代唯一のダチ春馬との出会いだった。