私、相原優愛(あいはらゆあ)。
高校２年生。
２年生になっても身長が伸びないところが悩みどころ。中３以来、身長がとまってしまったみたいだ･･･。

そんな事を考えていたら
｢優〜愛、おはよー｣

今話かけてきたのは一番の親友、
高岡真由(たかおかまゆ)いつも元気だ。

｢真由おはよー。２年も同じクラスだね!｣
｢そだね〜。｣
｢あ、優愛、崎森くんも同じクラスだね!｣
｢え･･･｣

崎森くんとは、私の好きな人。
１年生の時に一目惚れして
何もないまま２年生に進級した。

｢頑張れよー!応援しまっせ｣
｢ありがとう真由ー｣

そんな話しをしながら教室に向かった。



━昼休み━

｢優愛!ご飯食べよう!｣
｢アイサー｣
と、返事をすると男の方に行き、
真由の発した言葉が私にとってとても気まずかった。

｢崎森くん、坂井くん。
うちらも混ぜてもらっていいかね?｣
｢おぉー、高岡か!いいぞー。な、坂井?｣
｢あ、あぁ･･･。｣

誰コイツ。
崎森くんの隣にいつもいるけど、
友達なのか?

私は気になり真由にこっそり聞いてみた。
｢ねぇ真由、この男誰?｣

｢坂井愁也(さかいしゅうや)くんだよ!
崎森くんの一番の友達なんだよ。
仲良くしなよ｣
｢うーん･･･うん｣
興味ないや。

てか、コイツ分かりやすいな。
明らかに真由の事好きだな。

あ、いい事思いついたかも･･･。


放課後、真由は部活に行き、
私は、坂井愁也という人物を呼び出した。