私はあなたの観覧車

そしてむかえた新学期。

クラス発表の日だ。

僕は1年A組に名前があった。

昌哉とも一緒だ。


あの2人はどうなんだろう・・・。

そういえば名前を知らないや・・・。



教室に入るとあの2人がいた。

同じクラスだったようだ。


予鈴が鳴りみんな席に着いた。

ざわざわしている。


あの2人のうちの1人、麻季が
僕の斜め前の席に座った。

麻季っていうんだ・・・。

彼女の長い髪はとてもきれいだった。


結局この日は一言もしゃべれぬまま
終わってしまった。