どんっ!!


「いったあーい・・・」




私は誰かにぶつかってしまい、あまったるーい声が聞こえた。



また・・強烈な甘い匂いがする。



顔を上げると、目の前には野生のパンダ。



もう、飼育員なんとかしなさいよ。




「って・・ちょっと待ちなさいよ!!」


そろそろ逃げようとしていた私に。声がかかってしまった。



ぎゃああああ


パンダが日本語を話してるわあああ!!

・・・あぁ


ギャル軍団だった。




「あんた・・・もしかして・・如月綾香じゃない??」



「チガイマス・・ヒトチガイ・・・」




顔を思いっきりそむけて、声も変えて言ったけど
・・やっぱりこの格好じゃ。




無理があるよね。