「あぁ」 廉はそう言うと少し前に進み私の目の前に立つ。 そして私をそっと優しく抱き締めた。 その大きな腕で・・。 今まで違う人に抱き締められた時とは明らかに違う私の鼓動。 ドクンッ・・!! この鼓動が何なのか考えてみると意外にもあっさりと答えが出た。