「「「綾香~っ!!」」」 さっきとは違ってハッキリと聞こえる龍達の鳴き声。 悲しいわけじゃないのに私の瞳からは涙が零れた。 これが、嬉し涙ってやつ? 何だかよくわからない雫はふいてもふいてもまた溢れ出して行く。 バンッッ!! 勢いよく扉が吹っ飛ぶと。 涙でよく見えないけど 私の目の前には 四匹の龍のシルエット。