ドンッ
ドンッ


倉庫のドアから凄まじい
衝撃音が何度も繰り返す。


「ったく、こんな時に誰だよーっ」 


レックスが口をもふもふ
させながらそう言う。


ていうか絶対
これは遊びに来たとか
そういった音ではない筈

・・・物凄く怒った感じの負のオーラがドアから
漏れているもの。


一体扉の向こうには
誰がいるのだろうか。


ドーンッッ


ドアが一ヶ所見事に凹んだ。


いや・・・っ
もう逃げた・・い。


「しょうがないなあ」


竜さんが椅子から
立ち上がりドアの方に
近付いた。


近づいたら危ないって!!


そう思った時には
もう既に遅かった。