「これ以上綾香の名前を他の男が呼ぶの・・嫉妬しちゃうよ」
マジで言ってるのか
冗談で言ってるのか
このにこやかな笑みからはわからない。
それでも私は・・・
「いーや!!!!」
「だーめ!!!」
そしてこの繰り返しが
続き下っぱくん達は
私達をガン見して
脅いた顔をしている。
まあ、こんな普段とは
違う顔をしていたら
当たり前の反応。
そして私を
落ち着かせるためか
私は竜さんの腕の中に
収められていた。
「ぎゅーってしてあげるからー落ち着いてーっ」
「う゛ー・・・」
余りにも甘すぎて
私はただ変なうなり声を
あげるしかなかった。
___私は何て運の悪い人間なのだろう?
嵐はやってきた。



