「うーん、それも本当のことなんだけどなあ・・後は・・綾香を神龍から守るためかな?」
神龍から守る・・?
弟なんだから直接何か言ってくれた方が有難いのにな。
でも、あいつらも生徒達も私になんて興味無いみたいだし・・守るもなにもないんじゃないかな?
「まあ、いいのいいの。気にしない気にしな~い」
私が難しい顔をして何かを考えている事に気づいたのか太陽みたいな笑顔で竜さんはそう言った。
「・・おやすみ」
類がいきなり口を開いたかと思えば私の近くに寄ってくると頭を私の膝に乗せて何とも奇妙な寝る体制に入って静かに寝息を立てて寝てしまった。
「・・・類!!綾香から離れて?ね?」
「るーい!!離れろおー!!」
類を私から剥がそうと必死に類をいつのまにか復活したレックスと竜さんが引っ張ったがびくともしなかった。
なんとそれから類は六時間目までこの状態でした。