来るか来るか来るかああ!? 校門を抜けると私の警戒はMAXモードになり、いまにも戦闘に入りそうな構え方をしてキョロキョロしていた。 もはや私が一番不審者だわ。 しかし、私が警戒する意味はなかった。 誰もなにもしてこないのだ。 チラッと見てスルー!?!? 今までと全然違う・・。 女の嫉妬の醜い瞳も、男の軽蔑な馬鹿にしたような瞳も全く無くなったのだ。 そっか・・私と神龍には何ももう関わりは無くなった。 そんな私なんてもう何の興味の対象にならないんだ。 そうして私の平穏な日々は多分戻った。